長谷工コーポレーション/「ブランシエスタ白山」竣工、同ブランド4弾目。21年までに440戸計画

長谷工コーポレーションが保有ビジネスを強化している。足もとで賃貸マンション40棟が稼働して95%以上の入居率となり、計画中や建設中を含めると60件を抱える。簿価ベースの資産規模は1000億円ほどに上り、1200億円までの積み上げは計算済みという。

そうした中で東京都心エリアの文京区白山に「ブランシエスタ白山」(総戸数63戸)が2月末に竣工した。2月18日時点で44戸に申し込みが入り、約7割の稼働でスタートを切る。この時点での入居者属性は、会社員が38%、医療関係者26%、法人17%、会社役員9%という。17~18年にかけて竣工した「ブランシエスタ駒込」(26戸)、分譲との複合開発「ブランシエスタ王子」(賃貸戸数120戸)、名古屋の「ブランシエスタ泉」(114戸)に続くブランシエスタシリーズ第4弾となる。

ブランシエスタ白山は、地下鉄白山駅から徒歩6分の立地。周辺に東京大学や東洋大学、筑波大学、中央大学など多数の学校が集まる文教地区であるとともに、商業施設や娯楽施設が集う。大学付属病院も近い。地上14階建て。間取りは1LDK~2LDKで専有面積34~57平方㍍。すべての部屋に床暖房と食洗器を備えた。

エリア特性からメーンのターゲット層は都心アクセスを好む20代後半から30代をはじめ、大学教授や企業大手の役員・転勤族、外国人などを想定する。部屋のしつらえは、ファッション感覚の高い女性を意識したものや、欧米出身の教授を想定した日本風を押し出したり、カフェテリア風や高級感、バースタイル、米西海岸のイメージ、有孔ボードを活用して壁面に趣味のモノをディスプレイできたりと8つのコンセプトルームで構成した。

賃料は周辺の相場よりも2割ほど高く、例えば、3階部分の1LDK(34平方㍍)は共益費込み16万4000~19万5000円、2LDK(57平方㍍)で同25万1000円~29万3000円のレンジで設定した。14階の日本風の部屋(57平方㍍)は25万1000~29万3000円となる。日本風のコンセプトは人気といい、部屋は汚れが取りやすい化学性の畳を敷き詰めて壁には湿気や匂いを取る素材を使ったり、珪藻土の入ったクロスなどを使った。

旧耐震の分譲マンションなどの建物があったところで、建て替え部隊が建て替えを含めて提案していた中で売却により2015年に仕入れた。総事業費は22億円ほどとなる。

ブランシエスタは9弾まで計画済み。残り5弾を東京23区内で計440戸を21年までに供給する計画だ。同社では、保有にとどまらず、賃貸住宅の保有ビジネス展開でJリートなど不動産ファンドへの売却も視野に物件を企画・開発する予定で、全国の政令指定都市をターゲットに展開していく予定だ。


公開日: 2019年2月26日