住宅保証機構は4月1日、既存住宅個人間売買・仲介事業者瑕疵保証責任保険を「まもりすまい既存住宅保険(仲介業者保証型)」として販売を始める。住宅瑕疵担保履行法に基づく保険。仲介事業者が保証する住宅に瑕疵が見つかった場合の補修費用などを補う。仲介事業者が倒産などで瑕疵保証責任を履行できない場合には、買い主に対して直接保険金を支払う。保険期間は1年間と2年間、5年間から選択可能。
保険の対象は、構造耐力上主要な部分と雨水浸入を防止する部分。特約を付帯すると給排水管路・設備などを保険の対象に追加できる。保険対象となる住宅は、新耐震基準に適合していれば築年数・構造・工法は問わない。
同機構では、保険申し込み前に専門の検査員が住宅の状況を確認する「事前現場検査」も選択できるようにする予定。オンラインでの保険申し込み手続きも予定する。
保険金の支払い限度額は、1住宅あたり200万円、500万円、1000万円から選択する。保険期間5年間を選択した場合は1000万円のみ。免責金額は5万円。支払い対象となる費用は補修のほか調査、仮住居・移転となる。