国土交通省が発表した5月の住宅着工戸数は前年同月比14.5%増の7万9751戸だった。季節調整後の年率換算は2008年10月以来4年7カ月ぶりとなる100万戸台となった。国交省は「景気の回復に加え、消費増税前の駆け込み需要が顕在化してきた可能性がある」としている。
着工数が前年を上回るのは9カ月連続。国交省は前月まで「緩やかな持ち直し」としてきた着工推移の判断を「堅調」に引き上げた。
種別では持家が前年同月比13.5%増、貸家が同11.6%増、分譲住宅が同21.7%増とそれぞれ前年を上回った。持家は9カ月連続、貸家は3カ月連続で増加。分譲住宅は3カ月ぶりに増加した。分譲のうち、マンションは同33.1%増、戸建ては10.1%増だった。