東京都港区の地下鉄白金高輪台駅近くに高さ156メートル、43階建てなど3棟の複合ビルを建設する白金1丁目東部北地区再開発事業が港区都市計画審議会で承認された。今後、本組合の設立、権利変換計画の策定を経て、順調にいけば15年度に着工し、19年度に完成する。
長谷工コーポレーションが事業協力者として参画し、準備組合の事務局を担当。佐藤不動産鑑定コンサルティング(東京都豊島区)、梓設計(東京都品川区)、上野計画事務所(東京都港区)、日本工営の各社がコンサルティングを提供している。
古川に面した約1・8万平方メートルの再開発対象地に、43階建て高層棟と、14階建てと7階建ての2棟の中層棟を建設する。3棟合計の延べ床面積は約13・4万平方メートル。住宅1200戸のほか、工場、事務所、病院、店舗などが入居する。東京都が進める古川の護岸改修計画に連動して川沿いに歩行者通路や公園などを設け、都心の水辺空間も創出する。
長谷工は今回再開発に先行して43階建ての複合ビルを05年に完成させた「白金アエルシティ(白金1丁目東部東地区再開発)」でも事業協力者として事業を推進した。