大京は、今後首都圏と関西圏で発売する総戸数50戸以上で電力一括購入システムを導入するマンションを、マンション全体のエネルギーを管理するMEMS(マンションエネルギーマネジメントシステム)を標準採用するスマートマンションにする。大京が年間に供給する4000~5000戸のうちおよそ半数が対象になる見込み。
7月下旬に発売予定の「ライオンズ王子ステーションライズ(東京都北区、総戸数64戸)」を皮切りにスマート化を推進する。通信機能を持ったスマートメーターを使って共用部とマンション全体の消費電力を見える化し、併せて専有部の消費電力も30分ごとに把握できるようにして、入居者の節電意識を高め電力使用量の抑制を図る。
夏や冬の電力需給ひっ迫時には各世帯に節電要請するピークシフトへの働きかけも行い、節電協力者には電気料金を割り引くデマンドレスポンスの仕組み導入する。スマートメーターの標準採用やデマンドレスポンスにより約15%の電気料金の削減を目指す。