三菱地所リアルエステートサービスは、グループの住宅事業バリューチェーンの強化を受け、個人向けの売買と賃貸管理の新ブランドとして「三菱地所の住まいリレー」を立ち上げ7月にスタートする。これに伴い地所リアルでは事業再編を実施し、同社は法人仲介に専念する。個人向け仲介は、今年3月29日に完全子会社にした三菱地所ハウスネットが特化して手掛ける。
東京・丸の内の情報発信拠点「三菱地所のレジデンスラウンジ」(13年4月開設)もハウスネットが運営し、購入からマンション管理、リフォーム、売買・賃貸といったあらゆる住宅需要に対応する。地所リアルは法人や投資家、ルート営業をテリトリーとする。
11年10月に約19万世帯が対象の会員組織「三菱地所のレジデンスクラブ」を設立したのを皮切りに始まった三菱地所グループの住宅バリューチェーン強化は、12年4月の「三菱地所のリフォーム」と「三菱地所のレジデンスラウンジ」に次ぐ仲介事業再編の第4弾で総仕上げとなる。