両手がふさがっていても開けられる室内ドアハンドル開発/長谷工がマンションに採用

 長谷工コーポレーションは、両手に物を持ちながらでも、腕や肩で軽くハンドルを押すだけでドアが開けられるユニバーサルデザインの室内ドアハンドル「プッシュ・プル・プレート」を、家具用金物製造販売のジョー・プリンス竹下(大阪府東大阪市)と共同開発した。「ルネ八千代台(売り主・総合地所、千葉県八千代市)」と「ルネ北浦和(同、さいたま市)」を導入初弾に、長谷工が設計施工する新築マンションへの採用を働きかける。

 一般の室内ドアのレバーハンドルが回すと押す(引く)の2つの動作を必要とするのに対して、ハンドルを押す(引く)の1動作でドアが開閉できるようにした。ドア面からのハンドルの出っ張りも一般的なハンドル約6センチの半分近い3・4センチに抑え、ドア開放時に廊下が広く使えるようにしたほか、ハンドルに体や服がひっかかりにくいよう配慮した。

 室内ドアの加工なしでほとんどのレバーハンドルとの交換も可能。ジョー・プリンス竹下が一般販売する。


公開日: 2013年6月5日