総合不動産6社結集の「東京ワンダフルプロジェクト」1110戸が湾岸・豊洲で始動

 三井不動産レジデンシャル、東京建物、三菱地所レジデンス、東急不動産、住友不動産、野村不動産の大手総合不動産6社は、東京都江東区の豊洲ふ頭で、初の6社共同事業として開発中の44階建てマンション「スカイズタワー&ガーデン(総戸数1110戸)」を7月上旬に売り出す。

 東雲運河に面した3・2ヘクタールに分譲と賃貸マンション、業務、商業施設などを開発する『東京ワンダフルプロジェクト』の初弾施設。長期優良住宅認定を取得した。

 昨年9月以来約1万件の資料請求があり、今年の大型連休から始めた事前案内会には約1500組の来場がある。予定最多価格は70平方メートル台で5500万円。予定坪単価は250万円台。いずれも湾岸タワーマンションの開発実績を持つノウハウを持ち寄り、最先端の防災・環境設備を取り入れる一方、3・2ヘクタールの46%を緑地空間に充てて、かつてはエネルギー基地だった東京駅から5キロ圏内の都心で水と緑に囲まれた街づくりをゼロから行う。

 建物には、建物と地面とを切り離して地震エネルギーを低減する免震構造と、地震エネルギーを建物内部で吸収する制震構造を組み合わせた清水建設のハイブリット免制震システムを国内で初めて採用する。

 環境配慮ではマンションでは珍しい地中熱を使った冷暖房を1階ラウンジに採用するほか、太陽光や電気自動車(EV)カーシェアとEV充電器対応の駐車場も導入する。


公開日: 2013年6月4日