新たな賃貸ネットワークを立ち上げ 旭化成不動産レジデンス

 旭化成ホームズ子会社で、不動産関連事業を手掛ける旭化成不動産レジデンスは賃貸ネットワークブランド「へーベルROOMS」を立ち上げた。

 旭化成不動産レジデンスの分譲マンション「アトラス」シリーズで、購入者が賃貸する住戸と、旭化成ホームズの低層・中層集合住宅「へーベルメゾン」といった、旭化成不動産レジデンスのサブリース物件の入居者募集を行う。現在の管理戸数は約5万戸。東京23区が約6割を占めており、2011年の東京23区における中・低層賃貸住宅の年間新築棟数はトップシェア(同社推計)という。管理物件の空室率も4%前後と低水準をキープしている。

 賃料収入は10年度に390億円、11年度には432億円と増えており、12年度中間期も233億円と前年を上回るペースで進んでいる。ネットワークブランドの立ち上げによって、客付け力を強化。「安定した収益基盤である賃貸管理ビジネスを強化する」(同社)という。

 旭化成ホームズの12年度上期の集合住宅販売戸数は4895戸で、前年同期に比べ4%増。受注戸数は前年同期を約1割上回る6065戸となっている。大部分を旭化成不動産レジデンスが一括借り上げしていることから、管理戸数も増加傾向にある。関西や中部でも受注がじわり増加していることから、安定収益基盤として賃貸住宅の募集強化に乗り出した。

 従来から募集代理店制度を敷いており、現在はオーナーとのつながりで、そのオーナーの保有物件のみを客付けするケースも含めて約700店舗が募集を行っている。順次新たなロゴマークを使用した看板への付け替え、のぼりや小物を支給する。看板の付け替えについては、費用の一部を同社が補助する。募集強化を目的とするためロイヤルティは徴収しない。

 充実した入居者向けサービスによる客付けのしやすさをメリットとして訴求する。月額300円の会員制サービスとして、24時間の医療電話相談、家賃の自動引き落とし、鍵のトラブルサポートなどを提供。旭化成不動産レジデンスの管理物件に住み替える場合は仲介手数料が無料になるのに加え、転居先と転居前の住戸の賃貸契約期間が重複する場合には、転居前住戸の賃料を最大1カ月分免除する。


公開日: 2013年1月16日