住宅保証機構(東京都港区)は、中古マンション1戸単位で加入できる住宅かし保険の販売を始めた。15日に国土交通省の認可を受けたもので、加入の際の現場検査を合理化し、低廉な数料により加入しやすくすることで、中古マンション流通の促進に弾みをつけるのが狙い。
対象マンションの要件は、建設住宅性能評価の取得など新築時に検査を受けていることが確認できて次のいずれかに該当する既存マンション。(1)住宅品質確保法に規定する建設住宅性能評価を取得している(2)昭和58年6月1日以降に建築確認を受け、検査済証を取得している(3)住宅性能保証制度に登録している(4)住宅瑕疵担保責任保険の保険付きの住宅――になる。
なお、1棟単位の売買に伴う保険申し込みは、従来通り住棟全体に対する現場検査を実施する。