大成有楽不動産は、横浜市で進めてきたマンション建て替え事業「オーベル大船マークスコート」(総戸数70戸)の工事を終了し、建物を地権者に引き渡した。
高速道路の建設に伴って生じた敷地の一部買収を契機に、82年竣工の「恒陽大船マンション」を建て替えた全国でも珍しい事業。従前の敷地3770平方メートルのうち2割強が道路用地として収用対象になったため、残る8割弱の敷地に従前と同じ6階建てのマンションを建設した。
敷地面積が減少したことで、共用部を除いた専有部分の面積も建て替え後には減少。従前に87戸だった住戸は70戸に減少したが、権利者には用地補償があったことで、基本的に持ち出しなしでマンションを建て替える等価交換事業が成立した。