国土交通省の不動産流通市場活性化フォーラム（座長＝中川雅之日本大学経済学部教授）は12日、不動産流通市場の活性化に向けた提言を取りまとめた。６月中に正式発表する。

　提言では「円滑な不動産取引のために必要な情報の蓄積と提供」「不動産流通市場の活性化に向けた環境整備」「消費者ニーズに対応できる不動産流通システムの整備」を改革の三本柱に設定した。

　具体的項目として、消費者にとって必要な情報整備、レインズシステムの見直し、ホーム・インスペクションの制度的位置づけの検討、宅地建物取引業者・従業者の資質向上などが挙げられている。