興和不動産と新日鉄都市開発、10月合併を正式決定

 興和不動産と新日鉄都市開発は11日、興和不動産を存続会社とする合併により経営統合することで最終合意した。両社の株主総会での承認後、10月1日付で合併する。

 3月26日に統合基本契約を結び、協議を続けていた。新会社の名称は「新日鉄興和不動産」。オフィスビル事業に強みを持つ興和不動産と、マンション事業や再開発などを中心とした新日鉄都市開発が経営統合することで、賃貸と開発を主軸とした事業ポートフォリオを形成し、総合デベロッパーとして安定した成長を目指す。

 新会社の社長には興和不の成川哲夫社長が就任する予定。本社は興和不の本社所在地である東京・南青山に置く。単純合計した両社の売上高は約1500億円(11年度)。


公開日: 2012年6月12日