西日本鉄道は、マンション1棟を丸まるリノベーションする分譲事業に本格参入する。「サンリベラ」シリーズとして展開するもので、初弾は、福岡市中央区にある築20年の賃貸マンション41戸を「サンリベラ・プライム天神大名レジデンス」(総戸数51戸、うち販売50戸)として手掛ける。住戸プランは1LDK~4LDKまで16タイプをそろえる。専有面積は45~152平方メートル、平均は86平方メートルになる。
第三者機関による調査・診断を受けて共用部の大規模修繕を行うほか、インフラや設備の刷新、建物外観、エントランス、ロビー、外構植栽などをデザインし直すなどでマンション価値を高めて周辺の新築マンションより2割程度安価で売り出す。西日本エリアでは初めての適合リノベーション「R3マーク」を取得する予定。
今年10月に棟内モデルルームをオープンして発売を始める。販売価格は1800万円台~6500万円台を予定している。最多価格帯は1900万円台と3000万円台。地上14階建て。天神中心部まで徒歩9分の立地。