三井不レジ/新宿に電力需要自動制御179戸

 三井不動産レジデンシャルは、東芝の技術を利用して分譲マンション全体のエネルギー利用をスマート化する。東芝が提供するマンションの共用部と各住戸のエネルギーを制御する「MEMS」と「HEMS」の連携によるエネルギーマネジメントに、電力需要に応じたデマンドレスポンスによるインセンティブ還元を組み合わせたもので、開発中の「パークタワー西新宿エムズポート」(総戸数179戸)に初めて導入する。

 各住戸には電力需要のピークに応じてエアコン設定温度の制御や電力使用状況の見える化や分析などでエネルギー管理を実施する。家電や部屋ごとの電力使用量を年月や他の世帯との比較が可能で、例えば前月比10%削減などの目標設定に対して達成ペースをアドバイスしたりできる。

 共用部では設置した大型蓄電池(約90キロワット)の充放電を状況に応じて自動制御したり、電気自動車の充電器や照明、空調も自動制御する。各住戸のHEMSへの制御指示も出す。マンション全体のエネルギー管理を行い、共用部の電力状況も共用部に設置したモニターで確認できる。震災など非常時の場合は、「MEMS」が太陽光発電システムや蓄電池、非常用発電機を監視・制御し、効率的に非常用エレベーターや給排水ポンプを稼動する。優先すればエレベーターは約17時間の稼動を見込んでいる。

 デマンドレスポンスは、電力需給ピークの低減に対し居住者の電気料金を割り引くインセンティブを取り入れる。共用部はマンション管理組合に還元される。また、マンション一括で高圧電力を受電するこで、1住戸当たりの電気料金の単価が最大5%程度安くなる。

 「パークタワー西新宿エムズポート」は地上27階、地下2階建て。間取りは1LDK~3LDK(38~77平方メートル)。地下鉄丸の内線の新宿駅から徒歩4分に位置する。2014年1月下旬に竣工する。


公開日: 2012年3月30日