三菱地所と鹿島建設が共同で開発を進めていたオフィスビル「晴海フロント」が29日竣工した。満室稼働でスタートする。東京・晴海2丁目に地上17階建て延べ床面積4万7700平方メートルが完成。3~16階がオフィスで、すべて三菱UFJ銀行が入居する。基準階の有効面積は晴海エリア最大の約690坪。天井高2850ミリ、奥行き17メートルの無柱空間を確保。1~2階はコンビニエンスストアとイタリア料理店を誘致した。
環境面では、太陽光を追尾する制御電動ブラインドやLow-eペアガラス、共用部へのLED照明の採用など環境負荷の低減にも取り組んだ。敷地緑化率は35%になる。ビルには制震構造を採用し、非常用発電機や地域防災倉庫など災害対策も講じている。