伊藤忠都市開発とコスモスイニシアは3月中旬から、東京の城東エリアで開発中の新築分譲マンション「パークフロントテラス亀戸」(総戸数174戸)を発売する。販売に向けて今月25日からマンションギャラリーを一般公開する。
総武線の亀戸駅から徒歩11分に地上13階(98戸)と8階(76戸)の2棟で構成する。区立公園に面するなど緑が豊かな立地を生かしてバルコニーの奥行きを2.5メートルにしたり、屋上緑化など景観を配慮したデザインを取り入れる。
間取りは2LDK~4LDK(61~106平方メートル)。価格は3500万円台~6900万円台で、中心が4100万円台。今回、2社の商品企画ノウハウを集約し新たな空間デザイン「iiNe(イイネ)」を開発・導入する。ここではリビングダイニングと洋室の間にスライドウォールを備えて子どもの成長などライフスタイルの変化に対応できる住空間を提案するほか、ニーズに合った収納を追求して布団が収納できるクローゼットも用意している。
また、省エネや節電の取り組みとして電力一括受電システムも導入する。電力供給を管理会社が代行で行い、単価の安い高圧電力と高い低圧電力から差額を生み出すことで電力会社より電気代が約5%安く供給できるという。災害用格納庫やマンホールトイレなど各種防災設備も備える。76戸は今年12月末に、98戸は2013年2月末に完成する。