月島一丁目の再開発事業が2月20日に起工式を迎え始動した。同プロジェクトは、Ⅰ街区に地上53階、地下2階建ての超高層マンション(703戸)を、Ⅱ街区に地上12階、地下1階建てのマンション(44戸)をそれぞれ開発する。木造住宅の密集地であることから土地の高度利用を図るとともに約1200平方メートルの広場を整備し、2015年夏に全体竣工する。
三井不動産レジデンシャルと野村不動産が参加組合員として住宅の一部を取得して一般分譲する。住宅プランは1LDK~4LDK。ゲストやパーティー向けのスペース、スカイラウンジなどの共用施設を備える。
Ⅰ街区の高層部には地震の揺れを吸収する制震構造を採用する。三井不レジが昨年末に発表したマンション防災基準の強化策も導入して非常用発電の3日間の稼働を確保したり、家具の転倒を防止する下地の設置、災害対策拠点、防災倉庫を備えるなど防災対応型のマンションをめざす。低層部に商業施設を誘致するほか、医療機関や中央区の公共施設が入居する予定。
地下鉄の月島駅から徒歩1分に位置する。東京駅から2㌔圏内で日本の商業地の中心、銀座に至近する。