大京など5社/大阪で633戸“国際人育む”分譲マンション始動

 大京、東京建物、関電不動産、長谷工コーポレーション、新日鉄都市開発の5社は、大阪・吹田市で“国際人を育てる”総戸数633戸の分譲マンション「ミリカヒルズ」(地上15階、地下1階)の開発を進めており、2月18日にマンションギャラリーをオープンした。総開発面積は甲子園球場の10倍に相当する約13万1711平方メートルで、「吹田千里丘計画」~ミリカの丘構想~の初弾プロジェクト。MBS(毎日放送)の跡地を開発する。2006年に5社共同で事業提案して採用され、A、B、C、Dの4街区に分けているうちのB街区(2万7798平方メートル)に2013年3月中旬までに同マンションを建設する。

 「世界人を育てよう。」をコンセプトとし、日ごろから世界の文化や人に携ることができる施設を備えているのが特徴だ。マンション内にはネイティブに劣らない英語力を身に付けることを目指した幼保一体型保育園をキンダーキッズインターナショナルと提携して開設するほか、小学校低学年を対象に英会話が学べる学童保育も提供する。日常英会話からTOEIC対策まで大人向けの英会話スクールも計画している。

 子どもの自主性や表現力、コミュニケーション能力を養う機会も設ける。例えば、マンション内のサテライトスタジオでは、FM千里のスタッフが発生練習や企画会議、録音などをサポート。子どもが製作に関わる「ミリカラジオクラブ」を立ち上げ30分番組をFM千里から月1回放送する予定という。

 資料請求など事前反響は1500件超を受けたという。販売価格は中心の80平方メートルで3000万円台半ばを見込み、坪平均150万円程度になりそう。住戸プランは67~114平方メートル(2LKD+S~4LDK)。早ければ3月末から発売する。

 マンション事業として初めてSEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)の認定も受けた。場所はJR京都線の千里丘駅徒歩15分。入居者専用のシャトルバスを運行する。


公開日: 2012年2月20日