近鉄不動産と大京は、JR埼京線の北戸田駅前再開発事業として開発を進めている戸田市初の超高層マンション「北戸田ファーストゲートタワー」(総戸数220戸)の販売案内会を3月3日から始めて4月下旬から発売する予定だ。
駅前1分に立地し、ロータリーに接する商業施設との複合開発となる。地上30階、地下1階建て延べ2万9745平方メートル。上層階からは都心の街並みや富士山が一望できる。制振構造を採用する。209戸が販売対象で残りは地権者住戸。内廊下で全戸ワイドスパン設計を採用し、1フロア8タイプ中6タイプが角住戸になる。間取りは3LDK(70~74平方メートル)で価格は未定。モノ別に片付けしやすい機能性を追及したオリジナル収納をカタヅク研究所と開発し導入する。
共用部にはライブラリーラウンジや住民の交流の場としてキッチンを備えた多目的スタジオ、ゲスト向けの宿泊施設、キッズルームなどで充実を図る。
災害対策として、屋上にヘリのホバリングスペースを設置するほか、防災倉庫やかまどベンチなどを備える。停電時に非常用エレベーターや共用照明などに電気を供給する自家発電の仕組みも整備する。
環境面では、共用部にLED照明を使うほか全居室に複層ガラスか二重サッシを施して対応する。給湯効率を高めるエコジュースではCO2排出量を13%程度削減する。
2013年9月中旬に竣工予定。入居者のコミュニティ形成支援のプログラム運営も計画しており、事業主が当初1年間の運営費用を負担する。