長谷工コーポレーションは、中期経営計画「PLAN for NEXT」(2013年3月期~2016年3月期)を策定し、最終期に連結経常利益300億円、単体で200億円超の収益力を確保する。ストック事業を重視して管理やリフォームを中心としたサービス関連事業で経常利益100億円を稼ぐ計画だ。
本業の収益力強化は、新築分譲マンション工事の受注シェア20%以上を維持した上で、特命受注比率90%以上をめざす。設計・施工の比率も90%超に置いてコスト管理の徹底を図る方針。受注エリアは、従来の1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に加え、茨城や栃木、群馬、山梨、静岡といった〝広域首都圏〟に拡大した取り組みを強化する。高齢者向け集合住宅や賃貸マンション受注拡大も視野に入れた。
管理・リフォーム分野では、分譲・賃貸の戸数増大を実施する。大規模修繕のノウハウを生かして収益拡大では老朽化マンションの建て替えから耐震改修、修繕対応までをハード・ソフトの両面から一元的にサポートする体制も整備する。M&Aや提携により規模の拡大とともにノウハウ獲得をめざす。周辺業務にも積極的に取り組む。