東急不動産は、都内に分譲マンションのコンセプトショールームを開設する。昨年8月、住宅事業の認知度とブランド向上に向けてマンションブランドを「BRANZ(ブランズ)」に統一したが、消費者へのさらなる浸透を狙う。一般の人が気軽に立ち寄れるようにし、住空間を体験してもらいながらブランドコンセプトを理解してもらい、訪れた人が将来マンション購入を検討する際にブランズを思い浮かべてもらえるようにしたい考え。
コンセプトルームは2LDK(69平方メートル)を用意。通常のモデルルームと違いブランズの情報発信基地として渋谷東急プラザの7階に9月3日に一般オープンする。渋谷駅前の利便性を生かし、年2~3棟のペースで開発するコンパクトマンションの販売拠点も兼ねる。コンパクト物件の紹介コーナーにはファミリーも含めて販売中の全物件のラインナップがわかるよう工夫。同社の住宅事業本部も同じフロアに移転していることで、来場者への対応が迅速に行えるのが強みという。
8月27、28日の両日に特別事前案内会を開催し、「マンション購入1day school」と題し、ファイナンシャルプランナーや住宅系アナリストによる講座も実施する。ここでは随時マンション購入に関するイベントを開く予定。
また、一般オープンと同時に都心コンパクト物件「ブランズ渋谷神山町」(総戸数29戸)の販売活動を開始し、10月上旬販売する。間取りは1LDK~2LDKで、専有面積は38~69平方メートル。価格は未定だが、約50平方メートルで5000万円台前半が中心になりそう。