東日本不動産流通機構が発表した7月の首都圏中古マンション成約件数は、前年同月比5・1%減の2334件だった。
成約件数は震災が発生した3月から5カ月連続で減少した。都県別では5カ月ぶりに前年を上回った埼玉を除くすべての都県で減少した。1平方メートル当たりの成約価格は同2・9%下落の38万3200円で2カ月ぶりに前年割れ。東京都と埼玉県でそれぞれ前年から6%超下落した。
新規売出しを示す新規登録件数は同28・2%増の1万4943件と増加傾向。東京都では同33・2%と売り物件が増えている。1平方メートル当たりの新規登録価格は、同2・0%減と2009年12月以来20カ月ぶりに前年を割り込んで価格下落が鮮明になっている。