三菱地所レジ/仮想体験型のマンション販売、津田沼721戸で開始

 三菱地所レジデンスは、バーチャルリアルティを採用した販売活動を実施する。千葉・津田沼で開発中の大規模分譲マンション「ザ・パークハウス津田沼奏の杜」(総戸数721戸)のモデルルームに「ミックスリアルティ(MR=複合現実感)技術」を導入する。9月中旬にモデルルームをオープンし、11月下旬から売り出す予定。

 MR技術では、現実の世界にCGで描いた仮想物体を投影することで、あたかも実在するように感じさせて完成前のマンションを実寸で様々な角度から体感することができるのが特徴。建物の外観やスケール感、共用部の風景などがリアルに感じられる。大規模であるがゆえに消費者に図面や通常の映像で伝えきれない部分のイメージを一層明確化し販売につなげたい考え。また、実際には確認することが難しい耐震杭の様子や免震構造もディスプレイで確認可能といい、同社は安心・安全を伝える新たなマンション販売手法を試みる。今後も効果的と判断した物件の販売活動に採用する。

 同物件はJR津田沼駅前の約35万平方メートルの敷地で進んでいる土地区画整理事業「奏の杜」の一角に誕生する同エリア初の免震マンション。敷地1万8700平方メートルに地上17~24階建ての4棟で構成する。間取りは2LDK~4LDK(56~123平方メートル)で、全43タイプの住戸プランを用意する。価格は未定。2013年1月下旬と4月中旬に2棟ずつ竣工する予定。


公開日: 2011年8月11日