東京建物は、中国・瀋陽の市内と旧市街地の中心地で現地の万科グループとの提携で2つの複合開発に着手する。同プロジェクトは「瀋陽・明天広場プロジェクト」と「瀋陽・春河プロジェクト」。

　瀋陽・明天は、来年の完成を目指して建設中の地下鉄2号線の駅と直結する大規模開発。9万5238平方メートルの商業施設と3万9600平方メートルのオフィスに加え、約4600戸の分譲マンションを供給する。2019年に全体開発が完了する予定。また、瀋陽・春河では、オフィス部分約5万820平方メートルと商業施設4万3974平方メートルに分譲マンション約2700戸を建設する。事業期間は、2016年を予定している。

　東京建物は、05年に中国の大手上場不動産会社と共同で上海に分譲マンション事業をスタートさせたのを皮切りに住宅事業をコアに中国の不動産事業の拡大を目指している。