大京/10月着工マンションから自家発電導入、備蓄品増強も図る

 大京は6月13日、停電に伴いマンションのエレベーターが停止する場合に備え、10月から着工する10階建てを超え中規模以上のマンションに自家発電を順次導入することを決めた。停電した時点から10時間程度運転できる設備を導入する。また、高層マンションでは、これまで非常用自家発電設備により約1時間稼働するよう設計されているが、容量を増加して中時間の運転が可能になるようにする。自家発電のほか蓄電池によるエレベーターの稼働も検討する。

 グループで防災備蓄品も増強する。管理組合や入居者などからポータブル発電機や携帯ラジオといった要望が出されたことで、内容を大幅に増加して7月着工のマンションから標準装備することにした。主な備蓄品は、便袋、布テープ、標識ロープ、家庭用ガスボンベ、シート型ホワイトボードなど。7月以降にオープンするモデルルームにも常備する。


公開日: 2011年6月13日