復興支援住宅の発売相次ぐ トヨタホーム、エス・バイ・エル、アイフルホーム

 住宅メーカー各社の復興支援住宅商品が相次いでいる。すでに積水ハウスや大和ハウス工業、パナホームなどが企画型の低価格住宅を被災地向けに投入。6月からはエス・バイ・エル、トヨタホーム、LIXIL住宅研究所アイフルホームカンパニーといった中堅メーカーも続いた。

 11日に発売するエス・バイ・エルの「特別復興支援住宅」は、罹災証明取得者を対象にした戸建て住宅。「早く、安く、暖かく」をコンセプトとして、高性能のルームエアコンを標準採用し、断熱浴室、遮熱・防犯ガラスなどを設置している。2階建て20プラン、平屋建て5プランの25プランを用意した。価格は2階建て1216万円、平屋建て1002万円から。

 トヨタホームは主力のシンセシリーズに推奨24プランを設定。平屋、2階建ての延べ床面積67~156平方メートルと幅広いプランを設定し、少人数世帯から2世帯同居まで対応できるようにした。平屋建て67平方メートルで1137万円から。また、同社は、当初2年間無利子とする災害復興支援住宅ローンも提供する。

 アイフルホームは、罹災証明を取得したユーザーを対象に、復興支援住宅商品「ER-SH」の2階建て5プラン、平屋建て2プランを特別仕様・特別価格で販売する。全居室にカーテンとLED照明を標準装備して、エコ仕様として雨水タンクと採風サッシを標準仕様とした。東北6県と茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、長野、新潟の12県で55加盟店を復興支援住宅販売指定店とし、販売に当たる。


公開日: 2011年6月7日