三井不動産が名古屋市で開発中だった「名古屋三井ビルディング新館」が竣工し、満室稼働する。同ビルは、名古屋三井ビル別館と駐車場跡地に建設したもので、規模は地上14階地下1階建て延べ1万7982平方メートル。貸床面積は1万1196平方メートルで、1フロアが約270坪となる。私鉄の名古屋駅から徒歩4分程度に位置する。
総合設計制度により約10メートルの高さのピロティ空間を創出し、北側に隣接する名古屋三井ビル本館のガーデンと一体的なスペースを形成した。
環境対応では、遮熱・断熱性能の高いLow-E複層柄や日除けルーバーを採用して直射日光の熱の軽減を図った。照明器具も省エネ対応で、自動調光が可能。建築物環境配慮制度(CASBEE)名古屋でSクラスの評価という。