2010年は新築マンション「やや」買いやすく/東京カンテイ調査

 2010年は首都圏の新築マンションがやや買いやすくなった一方、中古はその逆の傾向にあることが東京カンテイが毎年発表している「マンション年収倍率」調査でわかった。マンション年収倍率は、その年に売り出されたマンション価格が平均年収の何倍にあたるかを示す値。倍率が下がるほど「買いやすい」ことになる。

 首都圏の新築マンション年収倍率は7・94倍(前年比0・23ポイント減)とやや縮小。年収はほとんど上昇しなかったが、価格が前年比2・4%下落したことで倍率は2年ぶりに8倍を下回った。

 昨年、年収倍率が10倍を突破した東京都は9・49倍に縮小。マンション価格が前年比4・3%下がり調整色が鮮明だった。神奈川県(8・37倍)と千葉県(6・03倍)でも同様に倍率は縮小している。 

 一方、中古マンションは5・53倍(0・31ポイント増)と強含みで推移。新築マンション供給が都内中心部など一部に限られていたため、住宅需要が中古に向かいやすかったことが価格を押し上げた。

 全国平均でも中古の年収倍率(4・06倍)は上昇した。近年は新築と中古の年収倍率の差は拡大傾向にあったが、昨年は新築が前年比ほぼ横ばいの6・01倍だったためその差が縮まった。


公開日: 2011年5月11日