三菱地所と三菱地所投資顧問は29日、オープンエンド型の非上場私募リート「日本オープンエンド不動産投資法人(JOE)」を組成し、運用を始めたと発表した。スタート時の運用資産規模は約300億円で、同投資顧問の旗艦ファンドとして運用する。上場リートと運用会社を別にしたのが特徴。
三菱地所グループは、上場リートや運用期間に定めがある私募ファンドとは違う投資機会を提供する。非上場としたことで資本市場の様々な影響を直接受けることなく、現物不動産投資に近い運用成果が狙える。主に中長期の運用を考えている年金基金を中心とした機関投資家の要望に応える商品。投資対象はオフィスビル、住宅、商業施設の3タイプ。都心部のオフィスビルを核に運用する方針。