大手不動産各社は、東日本巨大地震を受けて分譲マンション販売で対応に追われた。
モデルルームの開設状況について、大京は、被災地域の宮城県と茨城県では閉鎖しているものの、首都圏はじめその他のエリアでは通常通りオープンしている。三井不動産レジデンシャルは14日にクローズ状態だったが、現状はほぼ通常通り稼働しているもよう。
三菱地所レジデンスは18日まで休業して19日以降にオープンし、今週末の土日も通常通り開設する予定だ。住友不動産は、21日まで宮城県で4物件、福島県で1物件の営業を停止し22日以降の予定についても現状未定だが、首都圏をはじめとする被災地以外の営業は通常通り。野村不動産は16日まで首都圏の販売センターをすべて休業していたが、17日から一部を除いて平常どおりに営業している。東京建物もすべて営業を行っている。ただ、各社とも計画停電の影響を見ながらの販売活動を余儀なくされている。
引き渡しについても被災地以外のエリアは、各社ともほぼ予定通り。ただ、東京建物の「有明スカイタワー」は延期し、入居予定者向けの説明会を開催する。大京は仙台で1物件抱えていたがすでに引き渡し済み。