野村不動産は、東京・白金台2丁目で分譲マンション2棟の建て替え事業に着手した。「白金台マンション」(築41年・13階建て総戸数91戸)と「クラウン白金台」(築28年・4階建て同7戸)を共同で建て替え、地上34階地下2階建ての1棟高層マンションにする。総戸数は191戸で、うち82戸が地権者住戸。残り109戸を2012年秋に一般分譲する。このほど白金台マンションの解体工事に先行着手。マンション建設工事は2012年1月から。
同プロジェクトは、地下鉄高輪台駅から徒歩3分に位置し、JR品川駅や五反田駅、地下鉄白金台駅なども徒歩圏。周囲には緑が多く高松宮邸があるほか、東大医研付属病院など総合病院も点在する。
老朽化などに伴い03年にマンション建替委員会を発足した。敷地内に地域住民も対象とした公園など公開空地を設定し、桜田通りから西側エリアへ移動しやすいよう貫通通路を整備するなど公共性を高めることで08年に総合設計制度の許可を得た。最大割増容積率は約350%増を確保。14年10月に竣工する予定。