外部成長が順調、前期並み分配金確保 日本プライムリアルティ6月期

 日本プライムリアルティ投資法人は20日、15年6月期(1月~6月)決算を発表した。外部成長(新規物件取得)が順調に推移。賃料収入が増える一方、稼働率は前期を上回り、当期純利益・分配金ともほぼ前期並みを確保した。\n 営業収益は52億6400万円(前期比5・9%増)。営業利益22億4600万円(同1・8%減)、経常利益19億9100万円(同0・6%減)、当期純利益19億9000万円(同0・6%減)。1口当たり分配金は6873円(同40円減)。\n 期中3物件・312億円を取得。賃料収入が前期比5・9%増の52億6400万円に拡大。固定資産税等の公租公課が増したものの、外部委託費の前倒し削減もあり前年並み利益を確保。稼働率も、93・5%(同0・1ポイントアップ)となった。\n 今期は、公募増資321億円により550億円あまりの物件投資余力を確保。JREIT初のポートフォリオ入れ替え売却(「安田生命天六ビル」売却益1億5000万円、収益貢献1億2000万円)も行う。決算見通しは、営業収益61億2800万円、経常利益22億5100万円、当期純利益24億800万円、1口当たり分配金5600円。


公開日: 2003年8月21日