三井不レジ/国分寺市に331戸、省CO2大規模マンション発売

 三井不動産レジデンシャルは、リチウムイオン蓄電池や太陽光発電システム、環境設備に頼らないパッシブデザインを織り交ぜた大規模分譲マンション「パークシティ国分寺」(総戸数331戸)を東京・国分市に供給する。3月5日に56~100平方メートルの住戸を第1期発売として計150戸を売り出す。1期発売価格は3780万~8760万円で、平均坪単価243万円。昨年9月からウェブ上で告知し、これまでに約3500件の資料請求、今年1月からの集客活動では1000組超がモデルルームに足を運んだ。

 同物件は、パネル500枚によって生み出される太陽光電力を共用部に使い余剰電力を蓄電する。蓄電した電力は天候が悪い日や夜間用に活用するほか、災害時に給水ポンプやエレベーターなどの電力にも転用できる防災用電力としての役割も担う。蓄電池は初めて三菱重工業のシステムを採用。太陽光と蓄電池を用いた発電は年間80万円を見込んでいる。

 給湯と暖房を利用した太陽集熱を組み合わせたハイブリッド・ソーラーシステムを取り入れたオール電化のゲストハウスを備えるほか、今回、「スモーカーズルーム」として喫煙者に配慮したスペースを用意する。約16平方メートルの空間にソファを付け、業界で初の試みとみられる。


公開日: 2011年3月2日