不動産協会が意識調査/シニアの住み替え、単身や要介護状態がきっかけ

 不動産協会は、シニア層の住まい方に関する意識調査の結果をまとめた。(1)現在の生活環境や住宅に対する評価(2)将来の住み替えに対する考え方(3)シニア向け住宅に関する興味・利用意向――といった点を調査したもので、主に配偶者が亡くなり単身になった場合や、自分や配偶者が要介護状態になったときが住み替えを考えるきっかけになるとしたシニアが多いことがわかった。とりわけ介護サービスを重視する人がこの2つの理由を選択。

 自分が介護を必要とするときに希望する住まい方については、「経営安定・資産性重視タイプ」と「介護サービスタイプ」で介護を受けられる施設やケア付きの住宅を選ぶ傾向が強く、介護施設・ケア付き住宅を合わせると過半数を超えた。

 調査は東京圏に住む55歳以上の男女を対象にインターネットで行い、有効回答数は1154件だった。調査時期は昨年7月27日~8月2日。


公開日: 2011年3月2日