変動・短期固定金利型住宅ローンを提供開始/SBIモーゲージ

 SBIモーゲージは1日、変動金利型と短期固定金利型住宅ローンの取り扱いを開始した。主力のフラット35や全期間固定金利のプロパーローンで取りこぼしてきた資金需要の取り込みを図る。初年度の融資額は変動・短期固定合わせて、年間のフラット取扱金額の1割にあたる200億円程度を見込む。

 新たに商品ラインアップに加えるのは、半年変動金利型と当初固定金利型(3年、5年、10年)。3月の実行金利は変動型が1.164%、10年固定が2.134%。将来的にはフラット35と変動金利を組み合わせた一体型商品の開発も視野に入れる。

 変動などの新商品は主に住宅ローンの借り換え客に提供する。同社に寄せられるリファイナンスの相談は増加傾向にあるが、これまでは返済期間が短い借り換え層にとって金利面でのメリットが乏しい全期間固定型の商品しか取り扱っていなかったため資金需要を取り込めていなかったという。


公開日: 2011年3月2日