不動産流通経営協会(FRK、大橋正義理事長)は、インターネット不動産広告の標準フォーマットを策定した。運営する「ホームナビ」に導入するほか、提携する不動産情報サイトにも利用を促すことでユーザーの利便性向上を図る。
不動産情報サイトは、運営会社ごとに採用するデータ項目が異なったり、データの定義が厳密に決まっていないことから、消費者にとってわかりやすい標準フォーマット導入の必要性が高いと判断した。情報項目を統一することでサイト間の情報処理を軽減する狙いもある。
まずは売買仲介のフォーマットを策定。「基本情報」「関係事業者情報」「物件情報」「所在地・交通情報」「価格・契約情報」「オプション情報」「その他情報」の7つのカテゴリーに整理した。今後、新築と賃貸のフォーマットも検討を進める。
早い段階で「ホームナビ」にフォーマットを導入する考え。具体的な時期については、提携するyahoo不動産など他の情報サイトや、ホームナビへ物件情報を提供するFRK会員などとの協議を踏まえて決めるとしている。