近鉄不動産など/さいたまのツインタワー、発売戸数に対し9割契約

 近鉄不動産、鹿島建設、小田急不動産の3社がさいたま市で開発を進めている「グランドミッドタワーズ大宮」(総戸数941戸)の第1期入居が今月下旬から始まる。同プロジェクトは、14路線が乗り入れる大宮駅から徒歩7分に位置するもので、スカイタワーとフォレストタワーの2棟で構成される。規模は地上30階地下1階建て延べ9万9991平方メートル。今回入居を開始するのは昨年12月に竣工したスカイタワー(470戸)。フォレストタワー(471戸)は今年8月下旬に竣工する予定だ。

 スカイタワーは約330戸の発売戸数に対して9割が契約済み。同タワーの残りとフォレストタワーの発売時期は未定。供給済みの価格は2200万円~1億7500万円、中心価格帯は5100万円。間取りは1LDK~4LDKで、専有面積が39~152平方メートルになる。

 鹿島の技術で建物の外周と内周に柱が二重に並ぶ「ダブルチューブ構造」(特許申請中)を用いたことで住戸内に張り出す柱や梁を減らし、居住空間の開放感を高めたのが特徴だ。また、共用部にはビューラウンジやゲストルーム、フィットネスジム、ゴルフスタジオ、シアタールームといった大規模物件のスケールメリットを出したほか、国内初となる入居者専用のセブンイレブンが開業する。カーシェアリングやレンタサイクルも導入する。


公開日: 2011年2月21日