2010年の世界の不動産取引は50%増、11年は25%増に/JLL調査

 国際的な不動産投資・サービスのジョーンズラングラサール(JLL)は、2010年に世界で行われた不動産取引総額は09年を51%上回る3160億ドルに回復し、取引が活発化した第4四半期には07年の世界金融危機以来初めて1000億ドルを超えたと発表した。引き続き世界の不動産取引は増える見込みで、11年は20~25%の増加になると予想している。

 第4四半期に過去最高の投資額を記録した中国やブラジルが世界の取引総額を押し上げた。中国の第4四半期の投資額は日本を上回り、前年比41%増となった通年でもアジア太平洋地域で最大の市場規模を持つ日本の投資額の3分の2に達した。アジア太平洋地域の総投資額は830億ドルで25%の増加だった。


公開日: 2011年2月17日