家庭用蓄電池とホームITシステム搭載した住宅のモニター募集 住友林業

 住友林業は、家庭用蓄電池を搭載した住宅のモニター募集をはじめた。日産の電気自動車「リーフ」に設置しているリチウムイオンバッテリーを利用する。

 2月15日までに応募したなかから抽選で13棟に、蓄電池やホームITシステムを無償提供する。蓄電池容量は12kWh 。系統電力や太陽光発電の電力消費、蓄電池の充放電に関する実生活上のデータを蓄積する。設置した蓄電池やホームITシステムの商品評価も集め、エネルギーの蓄積技術や可視化技術にの開発にフィードバックする。

 同社では、将来的にリーフで使ったバッテリーの再利用を進めるために住友商事と日産が合弁で設立したフォーアールエナジーとの実証実験を進めている。今回のモニター制度を通じて、蓄電池の性能向上に向けて開発を促進する。

 応募は1世帯・1棟につき1件。太陽光発電システムを搭載した住宅を住友林業に発注し、蓄電池やホームITシステムを5年以上設置し、使用することなどが条件。エネファームの設置は不可となる。今年8月以降に着工し、12月から来年3月末までに引き渡す。モニターは、各種データの提供やアンケート、建物の撮影、現場見学会に協力する。


公開日: 2011年2月2日