収益サイトの健美家/区分マンション価格上昇傾向、1棟マンション流通件数20%超減

 投資用物件検索サイトを運営する健美家(=けんびや、東京都港区、萩原知章社長)はこのほど、2010年7~9月期の首都圏収益用物件の市場動向をまとめた。購入検討者の意欲を把握するのを目的に定期的に調査しているもので、同社に登録している物件を「流通物件」、問い合わせのあった物件を「検討物件」として調べている。対象物件は、(1)区分マンション(2)1棟アパート(3)1棟マンション(4)1棟ビル――の4つ。

 それによると、区分マンションの流通物件価格が前年同時期に比べて4つの物件カテゴリーの中で唯一上昇し1084万円だった。投資利回りは同0.32パーセント低下の10.29パーセント。検討物件の価格は20万円減って845万円で、利回りは12.05パーセント。完成後の年数は流通物件・検討物件とも約20年だった。

 1棟アパートの流通物件は、価格が前年同時期の5476万円から5347万円と129万円低下し、利回りが同0.08パーセント上昇して10.45パーセントとなった。検討物件の利回りは13パーセントで、前年同時期の12.01パーセントと比べて0.99ポイント上昇した。流通物件・検討物件とも築年数は1年以上長くなり、流通物件が18年1カ月、検討物件が21年4カ月。

 1棟マンションでは、流通物件の数が前年同時期比で20パーセント以上減って1835件となったのが特徴。価格は1億5294万円と同2065万円低下した。利回りは9.36パーセント。検討物件でも価格が同1775万円低下して1億2864万円で、利回り11.08パーセント。流通・検討物件ともに利回りが前年同時期に比べて上昇し、築年数も2年以上長くなり約20年だった。

 1棟ビルは、流通物件数が前年同時期に比べ10パーセント低下して720件に。価格も同1108万円下落し、2億2437万円だった。利回りは9.27パーセント。検討物件においても76万円価格が落ち込み、利回りが11.37パーセントだった。


公開日: 2010年10月12日