国土交通省が9月30日に公表した8月の新設住宅着工戸数は、7万1972戸となり前年同月を20.5%上回った。持家、貸家、分譲住宅ともに前年比2けたの増加。昨年8月が現在と同じ統計のある1965年以来8月としては最低だったため。最悪期は脱した感はあるものの、低い水準が続いている。
季節変動を考慮して年率戸数に換算すると82万9000戸で、5カ月ぶりに80万戸を回復した。
国交省では「前年比ではプラスに転じたものの依然低い水準が続いている。雇用や所得情勢を注意深く見守る必要がある」と話している。