三井不動産は9月21日、10月に中国・北京市に現地法人を設立して営業を開始すると発表した。中国華北・東北エリアでの事業機会獲得に向けた体制を強化する。
同グループでは、東アジアを海外事業の戦略エリアとして位置づけ、05年12月に中国上海市に駐在員事務所を設立し上海市で住宅分譲事業を、浙江省寧波市では商業施設事業をそれぞれ推し進めている。今年5月には「天津エコシティ」への事業参画も決定した。
今後、北京と上海の現地法人を起点に中国の主要都市で、得意とする商業施設と分譲住宅などの複合開発に積極的に乗り出す。