スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9月21日、同社が格付けを付与し2010年中に弁済期限を迎える日本のCMBS裏付けローン等の8月末時点の残高総額が約5201億円だと発表した。8月には8本のローン等が弁済期日を迎えた。内訳は全額弁済が3本、デフォルト2本、期日延長が2本。もう1本はローン残高が残っているものの、裏付け物件の一部売却によって対応するCMBSが全額償還されたことから調査の対象外となった。8月に満期が到来したローン等のデフォルト率は25パーセント。09年12月末時点の残高は約7832億円だった。