不動産経済研究所が9月14日に発表した8月の首都圏マンション市場動向によると、発売戸数は前年に比べて18.5パーセント増加して2268戸となり、7カ月連続で前年実績を上回った。契約率は74.8パーセント。70パーセントは8カ月連続で上回った。
エリア別でみると、都区部が982戸(全体比43.3パーセント)、都下152戸(6.7パーセント)、神奈川県640戸(28.2パーセント)、埼玉県341戸(15パーセント)、千葉県153戸(6.7パーセント)となり、東京のシェアは50パーセントだった。地域別でみた契約率は、都区部75.8パーセント、都下77パーセント、神奈川県77.2パーセント、埼玉県64.8パーセント、千葉県79.1パーセント。
販売価格は1戸当たり4424万円で、前年比2.5%上昇。都区部は5185万円で前月に比べて1.4ポンイト、前年同月比で4.2ポイントそれぞれアップした。
マンション販売在庫数は5025戸で、前月比381戸減となり、在庫調整が進んでいる。9月の発売戸数は3500戸前後を見込んでいる。
近畿圏のマンション動向は、発売が1684戸で前年同月比59.3パーセント増えた。契約率は75.2パーセントとなり、5カ月連続で70パーセントを超えた。1戸当たりの価格は3810万円だった。在庫数は、前月末に比べて237戸減少して3810戸。9カ月連続で在庫が減っている。