東急不動産は、大阪・吹田市に開発する環境配慮型マンション「ブランズ千里桃山台」(総戸数83戸)に、太陽光発電とウエブ上で電気・ガス・水道の使用量を確認することができる大阪ガスのシステム「エネルックPLUS」を導入する。
同物件の屋上部分に1時間当たり約10キロワットの太陽光ソーラーパネルを設置。発電した電力は、エレベーターといった共用部の一部に供給し、余剰電力は関西電力へ売電する。太陽光による省エネ効果はCO2(二酸化炭素)量換算にすると、年間約3145キログラム、原油換算で年間2270リットルになる。エントランスホールに見える化のモニターを設置する。
エネルックPLUSは、摂津エリアで初の導入となる。パソコンだけでなく携帯電話からも利用可能。住戸ごとの省エネ診断のほか、時間帯のエネルギー消費と用途別でのエネルギー診断の傾向などを表示。日、週、月ごとにエネルギー使用状況のレポートもメールで通知する。また、ガス温水床暖房、浴室暖房乾燥機、風呂の湯張りを外出先から操作ができる。
同物件は11月中旬から売り出す。第1期販売戸数は未定だが、販売価格は4000万円前半からを予定している。規模は3棟構成の8階地下1階建て延べ8056平方メートル。間取りは3LDK~4LDKで、専有面積が70~99平方メートル。完成は来年7月下旬を予定している。場所は、北大阪急行線の桃山台駅から徒歩5分に位置する。