メジャー7調査/住みたい街「吉祥寺」トップ、発展期待度高い街は「押上・墨田周辺エリア」

 不動産大手8社で構成するメジャー7は9月6日、マンション購入者に住んでみたい街をアンケートしたところ、首都圏トップ3は、3年連続で「吉祥寺」「自由が丘」「横浜」の順だった。7位の鎌倉までは昨年と同順位。昨年と比較して大きく順位を上げたのは「神楽坂」が16位から9位に、「麻布十番」が22位から14位、「武蔵小杉」が35位から16位となった。いずれも大手デベロッパーが注目の分譲マンションを開発したエリア。「新宿」(19位)と「中野」(20位)が04年の同調査開始から初めて20位以内にランクインした。

 住みたい街を選んだ理由をみると、上位3位と上昇幅の大きい街は、交通と生活の利便性のほか、商業施設や飲食店の充実を挙げている。

 発展を見込む街は、東京スカイツリーの建設が進む「押上・墨田周辺エリア」が選択率15.1パーセントでトップ。スカイツリーに対する期待感と知名度の高さがうかがえる結果だった。2位は、「二子玉川周辺エリア」(13.2パーセント)、3位が「五反田・大崎・品川周辺エリア」(7.8パーセント)。

 関西圏については、住んでみたい街のトップ3は、「芦屋」「西宮」「神戸」の順で、芦屋は05年の調査開始以来6年連続で首位となった。昨年比では、「千里中央」が10位から6位、「茨木」が14位から8位、「箕面」が19位から14位、「天王寺」が23位から15位といずれも大阪府の街が大きく順位を上げた。

 メジャー7の構成員は、住友不、大京、東急不、東京建物、藤和不、野村不、三井不動産レジデンシャル、三菱地所。


公開日: 2010年9月6日