東急電鉄/シニア住宅に本格参入、初の介護付有料老人ホーム9月1日開業

 東急電鉄が本格的にシニア住宅事業に参入する。東急沿線の高齢者が2035年ごろまで急増するとして開発を加速する。9月1日にはサービス付シニア住宅「東急ウェリナ大岡山」がオープンする。同社の介護付有料老人ホームの開発は初めて。現在、一般型特定施設入居者生活介護指定を申請している。全額出資の子会社、東急ウェルネスが事業主体となってプロジェクトを進め、東急病院の跡地9774平方メートルに開発した。最寄り駅の東急大井町線・目黒線の大岡山駅から徒歩1に位置し、富裕層が多いエリアだ。

 開発規模は8階地下1階建て延べ1万9778平方メートルとなり、一般居室111戸と介護居室54戸で構成した。一般居室の専有部は52~153平方メートルで、1R~2LDKの間取り。分譲マンションのように青田売りができない施設特性から販売を開始したばかり。販売価格は約65平方メートルの標準タイプで9000万円台と高額でありながら、8月30日現在、地元沿線需要を中心に一般居室111戸のうち80歳超の高齢者を中心に20パーセント強の申し込みが入っており、7~8割が女性だ。自宅を持つ人がセカンドハウス的に購入する傾向が目立つという。

 東急電鉄は、病気や介護、1人暮らしといった高齢者の悩みをビジネスチャンスとして捉え、こうした施設を随時展開する方針だ。第2弾として旗の台駅前にも同施設を2012年までに開業することが決まっている。


公開日: 2010年8月30日