「建物履歴不備に不満」住宅診断利用者にアンケート/JSHI

 住宅診断士(ホームインスペクター)でつくる日本ホームインスペクターズ協会(JSHI)が、住宅診断を利用した100人の消費者に「中古住宅購入検討時に困ったこと」をアンケートしたところ、全体の4割近くが「建物の性能やコンディションについて説明や情報がなかった」「物件の図面や履歴がなかった」ことなどを挙げた。調査からは、住宅履歴の整備が進んでいない現状が、中古住宅を選択する際の障壁になっているようすがうかがえる。

 自由回答では、「建物の構造リスクや修繕がいるかどうかの明示があると助かる」「中古家屋の売買では、その家の図面があるかどうかの重要性を仲介会社も認識して欲しい」といった意見が多かった。また、「仲介会社の意識が低すぎる。売買両社がトラブルに巻き込まれないように中古住宅の知識を学んで欲しい」などといった厳しい意見もあった。

 住宅診断を利用しようと思ったきっかけでもっとも多かったのは「高い買い物なのでプロのアドバイスを受けておこうと思った」、次いで「購入を検討する物件について劣化状況など具体的な不安点があった」とともに3割を超えている。また、もう一度中古住宅を購入するとしたら、住宅診断を利用したいかどうかについては95%が「利用したい」と回答した。


公開日: 2010年8月12日