三井住友建設/新設計システム開発、200戸規模マンション最短5カ月

 三井住友建設は7月8日、急速設計システム「ShukuGen(しゅくげん)」を開発し、運用を開始したと発表した。同システムは、同社が設計施工する15階建て200戸程度までのマンションを主なターゲットとする。従来、設計着手から確認済証交付まで8~11カ月程度を要していたが、今回のシステム開発で最短5~6カ月にできる。開発期間の短縮が求められている声に対応した。

 総工期の短縮につながることで、マンション開発事業者とっては、開発保有地の金利や租税の節減のほか、売り上げを計画的に実行でき、入念に検討・工夫ができる時間的な余地を生むメリットがあるとしている。また、同社としては、工期短縮によって受注機会の増加、生産性の大幅向上を狙う。


公開日: 2010年7月8日